履歴書の日付はいつにする?郵送・持参・メール送付それぞれの正解を解説

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履歴書を書くとき、意外と迷ってしまうのが日付の記入です。作成した日にちを書けばよいのか、それとも提出する日にちを書くべきなのか。実は、履歴書の提出方法によって記入すべき日付が変わります。

正しい日付を記入することは、社会人としての基本的なマナーを示す大切なポイントです。間違った日付を書いてしまうと、採用担当者に「注意力が足りない」「ルールを理解していない」という印象を与えてしまう可能性があります。

この記事では、郵送、持参、メール送付それぞれの場合に適した日付の書き方を詳しく解説します。また、日付を記入する際の基本ルールや、よくある間違いとその対処法もあわせてお伝えします。正しい知識を身につけて、自信を持って履歴書を提出しましょう。

目次

履歴書の日付はいつにするのが正解?

提出方法で変わる日付の基本ルールとは?

履歴書の日付は、提出方法によって記入する日にちが変わります。これは多くの人が知らないルールで、実際に間違えてしまうことがよくあります。

基本的な考え方は「相手の手元に届く日」または「直接渡す日」を記入することです。郵送の場合は投函日、持参の場合は面接日、メール送付の場合は送信日が正解となります。

この理由は、履歴書が「いつ時点での情報なのか」を明確にするためです。採用担当者は、その日付を基準にして応募者の年齢や経歴を判断します。

作成日ではなく提出日を記入する理由はこれ!

なぜ作成日ではなく提出日を記入するのか、その理由をしっかりと理解しておきましょう。

履歴書は「その日現在の情報」を伝える書類です。例えば、1月1日に作成した履歴書を1月15日に提出する場合、1月15日の日付を記入します。これにより、1月15日時点での年齢や状況が正確に伝わります。

もし作成日を記入してしまうと、提出までに時間が空いた場合、情報に齟齬が生じる可能性があります。特に年齢に関しては、誕生日をまたぐ可能性もあるため注意が必要です。

また、採用担当者にとっても、いつの情報なのかが明確になることで、正確な判断ができるようになります。

郵送する場合の履歴書の日付はいつ?

ポスト投函日を記入するのが正解

郵送で履歴書を送る場合は、ポストに投函する日の日付を記入します。これが最も一般的で正しい方法です。

投函日を記入する理由は、その日に相手に向けて書類を送ったという事実を示すためです。配達日ではなく投函日である点がポイントです。

例えば、月曜日にポストに投函する予定であれば、その月曜日の日付を履歴書に記入します。そして実際にその日に投函することで、日付と行動の整合性が取れます。

ただし、投函予定日と実際の投函日がずれてしまった場合は注意が必要です。日付を修正するか、記入した日付に合わせて投函するかを決めておきましょう。

郵便局持ち込みの場合の日付はどうする?

ポスト投函ではなく、郵便局の窓口に直接持ち込む場合も同じ考え方です。窓口で手続きをした日の日付を記入します。

郵便局での手続き日を記入することで、正確な送付日を示すことができます。特に速達や書留などの特別な送付方法を選ぶ場合は、窓口での手続き日が重要になります。

郵便局に持ち込む場合のメリットは、確実にその日に送付できることです。ポスト投函と違って集配の時間を気にする必要がないため、計画的に進められます。

また、窓口では配達予定日も確認できるため、採用担当者に到着予定を伝えることも可能です。

持参する場合の履歴書の日付はいつ?

面接日を記入するのが正解

履歴書を面接当日に持参する場合は、面接日の日付を記入します。これは直接手渡しする日を基準とする考え方です。

面接日を記入することで、その日時点での最新情報を提供していることが伝わります。採用担当者にとっても、面接と履歴書の情報が同じ日付であることで一貫性を感じられます。

例えば、3月15日に面接がある場合は、履歴書に「令和6年3月15日」と記入します。このとき、前日までに履歴書を準備しておき、当日の朝に日付を記入するという方法もあります。

ただし、事前に履歴書を提出するよう指示がある場合は、この限りではありません。指示に従って適切な日付を記入しましょう。

面接日変更に備えた書き方のコツを紹介!

面接日が変更になる可能性を考慮した書き方のコツをお伝えします。

まず、面接日が確定するまでは日付欄を空けておくという方法があります。面接日が正式に決まってから記入することで、間違いを防げます。

また、鉛筆で薄く日付を書いておき、面接日が確定してからペンでなぞるという方法もおすすめです。ただし、最終的には必ずペンで清書することを忘れないでください。

面接日が変更になった場合は、新しい履歴書を作成することも検討しましょう。修正液や修正テープを使うよりも、新しく作り直した方が印象が良くなります。

事前準備として、複数の面接を受ける予定がある場合は、日付以外の部分を先に完成させておくと効率的です。

メール送付する場合の履歴書の日付はいつ?

メール送信日を記入するのが正解

メールで履歴書を送付する場合は、メールを送信する日の日付を記入します。これは電子データでの提出でも、基本的な考え方は変わらないからです。

メール送信日を記入することで、デジタル環境でも正確な提出日を示すことができます。採用担当者がメールを受信した日付と履歴書の記載日付が一致することで、整合性が保たれます。

例えば、火曜日にメールで履歴書を送信する場合は、その火曜日の日付を記入します。送信予定の日付を事前に記入しておき、その日に確実に送信することが大切です。

PDFファイルで作成する場合も同様で、最終的な保存とメール送信を同じ日に行うことをおすすめします。

データアップロード時の日付の扱いは?

企業の採用サイトにデータをアップロードする場合の日付について説明します。

採用サイトへのアップロードも、基本的にはアップロード実行日の日付を記入します。これはメール送信と同じ考え方です。

ただし、企業によってはアップロード期限が設定されている場合があります。期限に間に合わせるために、事前に履歴書を準備しておき、アップロード当日に最終確認して日付を記入するという方法が安全です。

複数の企業に同時応募する場合は、それぞれのアップロード日に合わせて日付を調整する必要があります。少し手間はかかりますが、正確性を重視しましょう。

また、一度アップロードした後に修正が必要になった場合は、再アップロード日の日付に変更することも検討してください。

履歴書の日付を書くときの正しいルール

西暦と和暦はどちらを選ぶ?

履歴書の日付表記では、西暦と和暦のどちらを使っても構いません。ただし、履歴書全体で統一することが重要です。

多くの企業では西暦表記が好まれる傾向にあります。これは国際的な環境で働く場合や、外資系企業への応募時に分かりやすいためです。一方、和暦は日本の伝統的な表記方法として、公的機関や一部の企業で好まれることもあります。

迷った場合は、応募先企業の特徴を考慮して決めましょう。IT企業や外資系企業なら西暦、伝統的な日本企業なら和暦という選択肢もあります。

重要なのは一度決めたら最後まで統一することです。日付欄だけ和暦で、生年月日は西暦といった混在は避けましょう。

算用数字で記入するのが基本

履歴書の日付は算用数字で記入するのが一般的です。これは読みやすさと正確性を重視した現代的な表記方法です。

令和6年3月15日
2024年3月15日

漢数字で記入することも間違いではありませんが、現在では算用数字の方が主流です。特にデジタル環境での処理を考慮すると、算用数字の方が扱いやすくなります。

日付の区切りには「年」「月」「日」を使用し、スラッシュやハイフンは避けましょう。正式な書類では、このような表記が適切とされています。

また、1桁の月や日の場合は、「3月5日」のように0を付けずに記入するのが標準的です。

全ての書類で日付を統一する理由

履歴書だけでなく、職務経歴書や添え状など、同時に提出する書類の日付はすべて統一しましょう。

書類間で日付がバラバラだと、採用担当者に「管理が雑」「注意力が不足している」という印象を与えてしまいます。逆に、すべての書類の日付が統一されていると、「丁寧で計画性がある」という好印象につながります。

統一する項目は以下の通りです。

  • 西暦または和暦の表記方法
  • 算用数字または漢数字の使い方
  • 提出日の日付

複数の書類を作成する際は、最初に日付の表記ルールを決めてから作業を始めることをおすすめします。

また、封筒の日付も同様に統一することで、より一層丁寧な印象を与えることができます。

履歴書の日付でよくある間違いと対処法

日付を間違えたときの正しい対処法はこれ!

履歴書の日付を間違えてしまった場合の対処法について説明します。

最も良い方法は、新しい履歴書を作成し直すことです。履歴書は正式な書類のため、修正跡があると印象が悪くなる可能性があります。時間に余裕がある場合は、躊躇せずに作り直しましょう。

ただし、面接直前など時間がない場合の応急処置もあります。この場合は、間違った部分に二重線を引き、その上に正しい日付を記入します。修正印は不要ですが、できるだけ丁寧に修正することが大切です。

修正をする際は、以下の手順で行います。

  1. 間違った日付に定規を使って丁寧に二重線を引く
  2. 二重線の上または横に正しい日付を記入する
  3. 修正部分が目立ちすぎないよう、バランスを考慮する

それでも、可能な限り新しい履歴書を準備することをおすすめします。

修正液を使ってはいけない理由を解説

履歴書で修正液や修正テープを使用してはいけない理由を詳しく説明します。

修正液は正式な書類では使用が禁止されています。これは、修正液を使うことで元の記載内容が完全に見えなくなり、後から内容を改ざんされる可能性があるためです。

また、見た目の印象も大きく影響します。修正液を使った履歴書は「雑」「適当」という印象を与えてしまい、採用担当者に良くない印象を残す可能性があります。

企業によっては、修正液を使用した履歴書を受け付けない場合もあります。これは書類の信頼性を重視するためで、特に金融機関や公的機関では厳格にチェックされることがあります。

正式な書類である履歴書では、間違いがないよう慎重に作成することが求められています。もし間違えてしまった場合は、面倒でも新しく作り直すことが最良の選択です。

時間と手間をかけてでも正確で丁寧な履歴書を作成することで、応募者としての真剣さや責任感をアピールできます。

まとめ

履歴書の日付は提出方法によって記入すべき日にちが変わります。郵送の場合は投函日、持参の場合は面接日、メール送付の場合は送信日を記入するのが正解です。

日付を記入する際は、西暦と和暦の統一、算用数字の使用、全書類での日付統一を心がけましょう。これらのルールを守ることで、社会人としての基本的なマナーを示すことができます。

もし日付を間違えてしまった場合は、可能な限り新しい履歴書を作成し直すことをおすすめします。修正液の使用は避け、どうしても修正が必要な場合は二重線で訂正しましょう。

正しい日付の記入方法を身につけることで、採用担当者に好印象を与える履歴書を作成できます。細かなルールですが、就職・転職活動の成功につながる重要なポイントです。これらの知識を活用して、自信を持って履歴書を提出してください。

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